どの給与計算代行サービスも使う謳い文句があります。
「給与計算代行は、法対応など専門性のある作業が多い給与計算業務をそのまま代行するので、人員の負担やコストを削減でき、大幅な業務効率化につながる」です。
まさしくその通りです、しかし商売上の都合のよい部分のみを強調していることは否めません。
今回は給与代行のメリットとデメリットに焦点を宛てたく思います。
給与計算代行で会社が得する3つのメリット
冒頭でも触れましたが給与代行のメリットは多岐に渡ります。
代表的なのは
①人員等にかかるコストを大幅削減
②知識の属人化を防ぐ
③多忙な時期のみ依頼可能
の3点です。
①は代行すれば人件費を減らし、場合によっては一人分のスペースも確保できます。
給与計算のシステムメンテナンスのコストもなくせるという意味です。
②は給与計算は専門性が高い故にその人がいないと仕事が進まないという大きなリスクをなくせるという意味です。
担当者が欠勤したり退職したため今月給与の支給は遅れます、では雇用契約は通りません。
アウトソーシングすればそういった心配がなくなります。
③は適切な時期に適切な人的コスト管理が可能という意味です。
年末調整や賞与計算で給与計算業務には繁忙期が年に数回は訪れます。
それに備えて普段から余計な人員を確保していては費用がかさみます。
忙しい時のみアウトソーシング頼めば普段のコストは抑えらえる仕組みです。
こんな危険も・・・給与計算代行の3つのデメリット
では給与代行の欠点はなにか、こちらも大きく分けて3つです。
①社内に残る業務、追加で発生する業務がある。
②ノウハウを得る機会が失われる。
③人事考課に必要な情報を汲み取り損なう可能性がある。
①企業によって就業規則や賃金規定が異なるため、給与計算も多岐にわたります。
一般的に代行会社へ依頼する場合、クラウド化などにより自動で勤怠情報を提供できても、代行会社はその勤怠時間が正しいかどうかまで判断はしてくれません。
また、勤怠情報が自動で提供できない場合は代行会社が計算しやすいように分かりやすい一覧などにして渡す必要があります。
要するに、給与計算を依頼しても結果社内の業務量は変わらないことになりかねません。
②専門性が高い故にアウトソーシングの依存症になりがちです。
給与計算そのものの業務に関わる機会が少なくなるので、ノウハウがたまりにくい状況になります。
代行依頼先との契約が終了しても社内では即応ができず、他会社を探すことになります。
③給与には今後の企業の営業や経営に必要な情報がたくさん詰まっています。
例えば従業員の勤務時間をセクション(店舗)ごとに集計することによって、そのセクション(店舗)ごとの生産性を数字としてとらえることもできますし、その従業員ひとりひとりの売上に対する時間単価を割り出すことも可能です。
代行に委任することでその貴重な情報を取りこぼすことに繋がりかねません。
デメリット無しの給与計算代行なら横浜経理代行ステーション
これらデメリットに着眼し、弊社では様々な対策を設けております。
例えば給与計算の際には弊社でも勤怠時間が正しいかどうか、その確認方法を効率的にかつ正確に行うことができるシステム構築を一緒にご相談させていただきます。
代行会社の業務範囲外ではありますが、弊社では代行業務の範囲内だけでなく会社全体の業務フローを効率化させることをサービスとしておりますので、是非社内のご状況をご相談ください。
また弊社の経理システムには、経営を分析できる様々な機能が備わっています。
この機能をフル活用すれば、今後のマーケティング・セールス活動に役立つ情報を好きなときに確認することができます。
この中には給与計算のノウハウも含まれています。
これまでの導入事例ではサービスや部門ごとの「損益分析」「生産性分析」「契約単価」を管理できるようにしたり、各従業員を時給換算できるようにし、生産性を管理できるようにすることで、業績アップにつながりました。
オーダーメイドで対応可能ですので、どのような情報を管理したいかぜひご相談ください。
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