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経理代行サービスの正しい選び方!失敗しないための5つの判断ポイントと比較チェックリスト

  • 執筆者の写真: 横浜経理代行ステーション
    横浜経理代行ステーション
  • 10月30日
  • 読了時間: 13分
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「経理代行をお願いしたいけれど、どの会社を選べばいいのかわからない」そんな悩みを抱えている方は少なくありません。


経理は、会社のお金の動きを正しく管理する大切な業務です。しかし、「料金が安いから」「有名だから」 という理由だけで選んでしまうと、あとからトラブルになることもあります。


  • 思っていたより作業範囲が狭かった

  • 追加料金が次々とかかった

  • 担当者と連絡が取りづらい

  • 経理データの共有方法が不便だった


など、実際に相談に来る企業の中には、「違う会社に頼めば良かった…」 と後悔しているケースもあります。


経理代行は、会社にとって 毎月・継続的に関わるパートナー です。だからこそ、価格だけでなく、業務範囲・担当者の対応力・セキュリティ体制など、総合的に判断することが大切です。


本記事では、これから経理代行を検討している事業者の方に向けて、

  • 経理代行の基本的な仕組み

  • 選ぶときに必ずチェックすべきポイント

  • 失敗しやすい例と回避するための考え方

  • 会社規模や状況にあわせた選び方のコツ

などを、わかりやすく解説します。


「どの経理代行が自社に合うのか知りたい」

「料金以外でどう比較すればいいのか分からない」


そんな方でも、読み終えるころには、自信をもって判断できるようになるはずです。

それでは、まずは「経理代行とは何か?」という基本から見ていきましょう。



経理代行サービスとは?依頼できる業務範囲と仕組みを理解する

経理代行とは、会社の経理業務を外部の専門業者にお願いするサービスです。「経理担当者を雇うほどではない」「事務作業に時間をかけたくない」という中小企業や個人事業主を中心に、利用が広がっています。


経理と聞くと「お金の計算をする仕事」というイメージがありますが、実際にはさまざまな作業が含まれています。まずは、経理代行で対応できる主な業務を見ていきましょう。


主な対応業務の例

  • 領収書や通帳データの整理

  • 会計ソフトへの記帳(仕訳入力)

  • 請求書・納品書の作成、送付サポート

  • 給与計算・勤怠管理

  • 支払予定表の作成、振込データ作成

  • 月次試算表の作成

  • 年末調整や法定調書作成のサポート など


代行会社によって対応範囲は異なりますが、「記帳だけ対応する会社」「経理全体を丸ごと任せられる会社」などタイプが分かれます。そのため、依頼前に「どこまで任せたいのか」を明確にしておくことが重要です。


経理代行と税理士・アウトソーシングの違い

「税理士事務所に頼むのと、経理代行は何が違うの?」と疑問を持つ人も多いですが、役割には違いがあります。


  • 経理代行:日々の経理作業を代行するサービス

  • 税理士:決算や税務申告など、税金に関わる手続きを行う専門家


どちらが正しいというわけではなく、「経理は代行会社に任せ、決算や申告は税理士に依頼する」という組み合わせも一般的です。


経理代行を利用するメリットと注意点

【メリット】

  • 経理担当者を採用・教育する必要がない

  • 社長や社員の事務作業を減らし、本業に集中できる

  • 経理の属人化を防ぎ、業務の引き継ぎ問題を解消できる

  • クラウド会計を使った効率化・見える化が進む


【注意点】

  • 書類の提出やデータ共有など、「任せっぱなし」はできない

  • 依頼できる範囲は会社ごとに異なる

  • 安い業者ほど「対応が遅い」「追加料金が多い」ケースもある


つまり、経理代行を使うことで業務負担は減りますが、どの会社を選ぶかで結果が大きく変わる ということです。



経理代行の選び方。失敗しないための5つの判断ポイント

経理代行は、一度契約すると 毎月やり取りが発生する“長い付き合い”になるサービス です。料金だけで選ぶと「担当者が変わった」「想定外の追加費用が発生した」といったトラブルに発展することもあります。


失敗しないためには、次の7つのポイントを確認しておくことが大切です。


① 対応してもらえる業務範囲が自社のニーズと合っているか

経理代行といっても、会社ごとに対応範囲は異なります。「記帳だけ対応」「経理全体をまとめて任せられる」 など、サービス内容には大きな差があります。

まずは、「何を任せたいのか」「どこまで社内で対応するのか」をはっきりさせておくことがポイントです。


② 料金体系が明確かどうか(追加費用が発生しないか)

経理代行には、主に次のような料金体系があります。


  • 月額固定型

  • 作業量に応じた従量課金型

  • 基本料金+オプション追加型


特に注意したいのは、「基本料金が安くても、実際はオプションで高額になるパターン」 です。見積もり段階で「どこから追加費用になるのか」を確認しておきましょう。


③ 担当者の経験や対応力

経理代行は「誰が担当してくれるか」でサービスの質が変わります。よくあるトラブルが 「担当者がコロコロ変わる」「質問しても返事が遅い」 というものです。


信頼できる会社は、


  • 担当者の経歴や人数を明示している

  • 連絡手段(メール/チャット/電話)を選べる

  • 納期や対応ルールが明確


といった特徴があります。


④ クラウド会計やツールに対応しているか

今は、freee・マネーフォワード・弥生会計など、クラウド会計が主流になっています。これらに対応していない会社に頼むと、データ共有が遅くなる・紙対応が増える など、逆に手間が増えることもあります。

「どの会計ソフトに対応しているか」「データ連携に対応しているか」 は必ず確認しましょう。


⑤ 会社の成長に合わせてサービス拡張できるか

今は記帳だけ依頼していても、将来は請求書発行や給与計算も外注したくなるかもしれません。「必要になったときに業務を追加できるか」 は重要なポイントです。




料金比較で失敗しないためのチェックポイント

経理代行を検討するとき、多くの人がまず気にするのは「月額料金はいくらか」という点です。もちろん費用は重要ですが、料金だけで選ぶと後悔するケースがとても多い というのも事実です。


安く見えても実際は追加料金が重なったり、対応の質が低かったりと、コスト以上の損失が発生することもあります。


ここでは、料金比較をするときに確認しておくべきポイントを整理します。


「安いだけ」の業者を選ぶと起こりやすいトラブル

料金が安い業者ほど、次のようなトラブルが起きやすくなります。


  • 作業スピードが遅い・納期が守られない

  • 対応範囲が狭く、結局オプション費用がかかる

  • 担当者が頻繁に変わり、引き継ぎ不備が発生する

  • 質問しても返信が遅い、または対応が雑

  • 記帳ミスが発生しても責任を取らない


料金だけ見て契約してしまい、「結局高くついた…」 という相談は実際によくあります。



月額料金だけでなく「何が含まれているか」を確認する


料金表に「月額3万円」と書いてあっても、

  • 記帳作業は○仕訳まで

  • 給与計算は別料金

  • 請求書発行はオプション

  • 紙書類対応は追加費用

  • 年末調整は対応不可

といったケースがあります。


「月額に何が含まれていて、何が別料金なのか」 を必ず確認しましょう。



見積もり時に確認すべき質問リスト

料金トラブルを防ぐためには、次の質問を必ずしておくことをおすすめします。


  • 基本料金に含まれる作業内容はどこまでですか?

  • 追加料金が発生する条件はありますか?

  • 仕訳数が増えた場合の料金はどうなりますか?

  • 一度依頼した業務を途中で変更できますか?

  • 解約やプラン変更時に費用はかかりますか?


「聞かなかったから発生したトラブル」は防げます。



「費用対効果」で比較する考え方が大切

経理代行は、単なるコストではありません。本業に集中できる時間が増える/経理の属人化がなくなる/数字が見える化される など、会社にとっての価値は費用以外にも存在します。


同じ「月額3万円」でも、


  • サポートが丁寧で相談しやすい

  • 作業スピードが速い

  • 経理の改善提案までしてくれる


という会社を選べば、結果的に利益が増えることもあります。




ケース別こんな会社はこう選ぶべき(事例付き)

経理代行は「どの会社にも同じ選び方が当てはまる」というわけではありません。会社の規模・経理の状況・社内体制によって、選ぶべきポイントが変わります。

ここでは、よくある4つのケースをもとに、「どう選べばいいか」 を具体的に解説します。


スタートアップ・社長ひとり会社の場合

・経理を自分でやる時間がない

・税理士はいるが、日々の入力が追いつかない

・クラウド会計で効率化したい


こういった会社は、「記帳代行+クラウド会計対応の代行会社」 を選ぶのがおすすめです。特に、レシート撮影や銀行連携まで対応してくれるサービスを選ぶと、経理の手間を大きく減らせます。


ポイント

  • チャット対応・オンライン完結に対応しているか

  • 領収書の管理方法が楽かどうか

  • 仕訳数が増えても料金が跳ね上がらないか


年商1〜3億、経理担当がいない中小企業の場合

・事務担当が経理を兼任していて負担が大きい

・社長に数字の確認が回ってこない

・経理の属人化をなくしたい


このタイプは、「経理をまとめて外注できる会社」 を選ぶのが効果的です。記帳だけでなく、請求書管理・支払い管理・給与計算まで依頼すると業務効率が一気に改善します。


ポイント

  • 月次報告の形式がわかりやすいか

  • 支払い・請求など複数業務に対応できるか

  • 経理フローを提案できる会社かどうか


経理担当者が辞めて引き継ぎできない会社の場合

・経理を任せていた人が退職してしまった

・そもそも経理の知識が社内にない

・とりあえず急いで“経理を止めない”ことが最優先


こういった場合は、「引き継ぎ対応ができる会社」 を選ぶのが必須です。経理データの整理や過去帳簿の修正にも対応できるかがポイントになります。


ポイント

  • 過去分の仕訳や修正に対応できるか

  • 初期立ち上げサポートがあるか

  • 緊急対応(特急対応)に応じてもらえるか


経理の効率化・DXを進めたい会社の場合

・紙伝票が多く、集計に時間がかかる

・経理が人力で止まっている

・経営数字をリアルタイムで見える化したい


この場合は、「クラウド会計+業務フロー改善に強い代行会社」 を選ぶと効果が出やすいです。


ポイント

  • freee/マネーフォワードなどの自動化に対応しているか

  • 経理フローの改善提案をしてくれるか

  • “入力するだけ”の代行ではなく、業務設計もできるか


同じ「経理代行」でも、会社の状況によって選ぶべきポイントは変わります。自分の会社がどのタイプに近いのか、まずは整理しておくと失敗しにくくなります。



経理代行と契約する前に必ずやるべきこと

経理代行は「契約してから失敗に気づく」ケースが少なくありません。しかし、事前にいくつかの確認をしておけば、トラブルを大きく減らすことができます。

ここでは、契約前に必ずチェックしておくべき3つのポイント を紹介します。


無料相談・事前ヒアリングで確認すべきことを整理しておく

経理代行を選ぶとき、「最初の相談がどれだけ丁寧か」 はとても重要です。相談の段階で対応が雑な会社は、契約後も同じ対応になる可能性が高いと言えます。


確認しておきたい質問の例

  • どこまでの業務を依頼できますか?

  • 月額料金に含まれる内容はどこまでですか?

  • 追加費用が発生する条件はありますか?

  • 担当者は固定されますか?

  • 作業はオンラインで完結しますか?


「聞きづらい質問こそ先に確認する」 ことが大切です。



契約書や利用規約のチェックは必須

見積書だけ確認して契約してしまうと、あとでトラブルになる可能性があります。

特に見るべきポイントは次のとおりです。


  • 解約条件(途中解約はできる?違約金はある?)

  • 作業範囲と責任範囲(どこまで代行会社の責任か)

  • 個人情報・データの取り扱いルール

  • 追加料金が発生する場合の明記があるか


「口頭説明が書面に反映されているか」 も重要です。



実際の作業開始までの流れを確認しておく

経理代行を依頼しても、すぐに作業が始まるわけではありません。


一般的な流れは次のようになります。

  1. 無料相談・ヒアリング

  2. 見積もり提示・契約

  3. 過去データの共有・初期設定

  4. フォーマットや作業ルールのすり合わせ

  5. 実際の経理代行スタート


この「立ち上げ期間」が明確でない会社は、作業が遅れやすくなります。

「いつから対応してもらえるか」 は必ず確認しておきましょう。



よくある質問(FAQ)

経理代行を検討している方からは、共通した不安や疑問を多くいただきます。ここでは、特によく相談される質問をまとめました。


Q. 経理業務をすべて丸投げできますか?

A. 完全に丸投げはできません。領収書や通帳データの提出、社内での確認作業など、最低限の協力は必要です。ただし、クラウド会計を使う会社であれば、データ連携で手間を大幅に減らすことができます。


Q. 紙の領収書や現金管理が多くても対応できますか?

A. 会社によって対応レベルは異なります。紙書類が多い場合でも、スキャン代行やデータ化サービスに対応している会社を選べば問題ありません。ただし、紙→データ化はオプション料金になることがあります。


Q. 経理担当を採用する場合と比べて、どちらがいいですか?

A. 場合によりますが、「採用コスト・教育コストをかけたくない」「退職リスクをなくしたい」という企業は経理代行を選ぶケースが増えています。

一方、社内に経理ノウハウを蓄積したい場合は、社員採用が向いています。


Q. 途中で解約できますか?

A. ほとんどの会社で解約は可能ですが、解約条件や最低契約期間は必ず確認が必要です。「○ヶ月前に申請が必要」「途中解約金が発生する」などのルールがある場合もあります。


Q. オンラインだけで完結できますか?

A. 最近は 完全オンライン対応の代行会社が増えています。ただし、紙書類が多い業種や現金商売の場合、郵送が必要になることもあります。


経理代行は、会社によって対応できる内容が異なります。「なんとなく不安なまま契約しないこと」 が失敗を防ぐ最大のポイントです。



まとめ

経理代行は、「料金が安いかどうか」だけで判断してしまうと失敗しやすいサービス です。選ぶ際に大切なのは、価格よりも 「自社の業務をどこまで任せられるか」「安心して長く頼める会社かどうか」 という視点です。


この記事で紹介した内容を整理すると、経理代行選びで押さえておくべきポイントは次の通りです。


  • 任せたい業務範囲を明確にすることが最初のステップ

  • 月額料金だけでなく 「何が含まれていて、何がオプションか」 を確認する

  • 担当者の質・対応スピード・相談しやすさは実際に話してみないと分からない

  • クラウド会計やデータ管理の体制は今後の効率化に大きく関係する

  • 解約条件・追加費用などは契約前に必ずチェックする


経理代行は、うまく活用できれば 「社長や社員の時間を生み出す投資」 になります。逆に、選び方を間違えると 手間ばかり増えて、コストも高くなってしまうリスクがあります。


だからこそ、「複数の会社に相談し、比較しながら選ぶこと」 がもっとも失敗しない方法です。



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「どの経理代行が自社に合うのか分からない」

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そんな方は、まず一度ご相談ください。


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